『onigoroshijuzo2014@yahoo.co.jp』の偽装可能か検証


  • 真犯人はメールヘッダーの情報からYahoo!SMTPのplain認証を使っている事が判明している。
  • 河川敷を掘ってみつかったスマホには「真犯人を名乗るメールのアドレスの痕跡があった」との報道があった
  • SMTPは仕組み上、他人のメールアドレスを装って送信できる場合がある(メールサーバーの対策次第)
  • 河川敷のスマホから配信されたメールアドレスは本当にそのスマホから配信されたものなのかどうか。
  • Yahoo!のアカウントをひとつ用意して、SMTP認証後、他人のyahooアドレスを装って送信できるか試してみた。

検証

検証1:通常の送信

SMTP認証:正規のyahoo!アカウント、From:正規のメールアドレス

認証成功。送信も成功。問題なく配信。
到着したメールのソース

検証2:メールアドレスを偽装する

SMTP認証:正規のyahoo!アカウント、From:[onigoroshijuzo2014@yahoo.co.jp]を偽装

521 smtp.mail.yahoo.co.jp closing transmission channel. This email address must be verified first before you can use it for Sender/From field.

とエラーが出て配信できず。

結論

  • SenderとFromが一致しない場合、Yahoo!SMTPはエラーを返す。
  • Yahoo!SMTPは配信元のメールアドレスを偽装することは不可能